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看護部門(4階病棟・3階病棟・外来・リウマチセンター・手術中材部)
4階病棟
急性期治療を行う患者様や慢性期で病状が安定された患者様等が入院されている病棟です。入院から退院後の生活を見据え、安心して在宅や介護施設等へ復帰できるよう患者様個々に応じたサービス調整や家族支援に向けて多職種で関わっています。いつも笑顔をモットーに患者様に寄り添った看護を目指して頑張っています。
3階病棟
一般病床40床の病棟です。眼科、整形外科、シャント手術を受けられる患者様から終末期緩和ケアを必要とする患者様まで幅広い看護ケアを行っています。入院時より多職種の方と連携を取りながら患者様が安全に入院生活を送り、また退院後も安心して生活することができるように日々個別性に合わせた看護実践に取り組んでいます。かかりつけの患者様も多く、元気になり退院される姿や感謝の言葉を励みに日々頑張っています。
外来
外来は内科・外科を中心に整形外科や循環器・泌尿器・小児科・めまい、睡眠外来・もの忘れ・腎臓内科・呼吸器内科・脳卒中科・血管外科・眼科・肩関節外来・皮膚科と専門外来が多く開設されています。真備町唯一の病床を有する病院として多様なニーズに対応できる体制にもあります。健診や内視鏡検査も平日実施できます。また高齢で病院に通院できない患者様、住み慣れた自宅での療養の希望のある患者様にはご家族様の希望・求めなどに応じて訪問診療にもお伺いいたします。
リウマチセンター
当院リウマチセンターは、リウマチ内科専門医を中心に、専門的な知識を持ったリウマチ財団登録リウマチケア看護師・登録ソノグラファーが在籍しております。薬剤治療だけではなく、アフェレーシス療法など取り入れ治療に対応をしています。当院他科をはじめ、リウマチ財団登録薬剤師・理学療法士や医療ソーシャルワーカーなどと連携し、慢性炎症性関節炎の方を中心に、幅広く対応し、足病変に対してフットケアも対応させていただいております。
手術中材部
手術室は、平成29年より眼科の手術(白内障・緑内障)など年間250件以上行っています。また令和2年には北館1階に増設し整形外科の手術も始めました。整形外科の手術は上肢・下肢をはじめ肩関節の手術も行う予定です。地域に根差し外来受診から→入院→手術→リハビリ→退院・自宅へと一連の流れがまび記念病院で完結できます。
人工透析部
真備地区の腎疾患治療の基幹病院となることを目指し、2008年8月にベッド数5床で初回1名の透析患者、スタッフは2名でスタートしました。業務拡張を行い現在、35床、個人用透析装置2床、125名の患者数となりました。スタッフ数看護師8名、臨床工学技士9名、クラーク1名、エイド3名でシャント管理・フットケア・患者指導に日々奮闘し、安心・安全な透析ができるよう努めています。
臨床検査部
迅速かつ正確な検体検査ならびに患者様には親切丁寧な対応を心がけています。臨床検査は検体検査と生理機能検査に大別されます。検体検査は患者様から採取した血液・尿・便などを調べる検査です。高度な技術と検査機器を用いて、各種成分の濃度の数値化や、顕微鏡で細胞の異常などを観察したりします。生理機能検査は心電図、超音波など患者様に直接接して行う検査です。当院では次のような検査を行っています。
- 心電図
- 運動負荷心電図
- 24時間心電図(ホルター心電図)携帯型の心電計を装着し、1日分の心電図を記録します。
- 血圧脈波動脈硬化の進行の程度や血管年齢などがわかります。
- 超音波検査心臓・腹部・乳腺・血管・甲状腺など部位は多岐に渡ります。
- 肺機能検査
- 呼気一酸化窒素検査呼気中の一酸化窒素の濃度を測定して気道の炎症状態を評価します。
- 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査自宅で簡単にできる簡易PSGとSASの可能性が高いと判断された場合のさらに詳しい検査のFull PSGがあり、Full PSGの場合、1泊入院が必要です。
放射線部
昨今の医療では画像診断が重要な役割を担っています。当放射線部では患者様に対しての『安全・安心な医療』を心に日々精進しており、高度医療の提供・診断精度の向上だけでなく、被曝の低減及び検査時間の短縮に努力しています。
- 画像診断について
- 放射線診断専門医(常勤)が担当します。
- 患者さま一人一人について患者さまそれぞれに合った検査計画を立てています。
- 撮影された画像を診断し、読影レポートを作成します。
- 読影レポートについては、依頼医の目的をふまえて丁寧に、詳しく記述するように心がけています。
- 近隣医療機関からの検査依頼(紹介検査)について
- 撮影後すぐに画像CD-Rを作成・郵送いたします。
- 読影レポートは放射線科の医師が可能な限り当日に、遅くとも翌日(翌営業日)までに作成いたします。
- レポート完成後、すぐにFAXおよび郵送にて報告いたします。
薬剤部
薬剤部では現在常勤薬剤師4名、助手1名で業務を実施しています。入院調剤、注射剤の払い出し、入院患者様への薬剤管理指導、医薬品情報管理、院内製剤、医薬品在庫管理、中心静脈栄養の調製、外来患者様への薬剤指導等、各業務を分担して行っており、入院から外来まで幅広く対応しています。
外来業務
外来診療では、一部薬剤を除き処方箋は院外へ発行しています。抗リウマチ薬など、特別に説明が必要な薬に関しては、院内で服薬指導を行います。その他、処方箋に関する疑義への対応や新型コロナワクチンの調製など、他部門と連携し円滑に診療がなされるよう努めています。
病棟業務
・薬剤管理指導業務入院患者様へ服薬指導・退院時指導を行い、アドヒアランスの向上を目指しています。また、用法用量・相互作用等の確認や効果の判定・副作用モニタリング等を行い、状況に応じて処方提案を行っています。・病棟薬剤業務入院時の持参薬の確認、病棟配置薬剤の管理や中心静脈栄養のミキシングを行っています。また、医師や看護師等からの相談応需、カンファレンスや回診への参加によりチーム医療に貢献しています。
実績
多職種と連携したチーム医療にも積極的に参加しています。具体的には、NST(栄養サポートチーム)、褥瘡チーム、ガンリハビリテーション、緩和ケアチームの一員として活動しています。昨年度(2021年度)は学会発表2件、講演会での発表3件を実施しています。資格取得にも力を入れており、糖尿病療養指導士1名、リウマチ財団登録薬剤師2名、実務実習認定薬剤師2名が在籍しています。
展望
薬剤師のイメージを尋ねられると、「処方箋通りに薬を取り揃えて患者様に渡す人」と答える方が多いかもしれません。確かにそれも薬剤師の責務ですが、本当に求められているのは、薬を通して患者様の健康を守ることだと感じています。そのためには様々な職種と連携して安心安全な薬物治療を提供する必要があります。地域の方々に、私たち薬剤部スタッフを身近な存在として感じていただけるよう、「薬=もの」を通して様々な活動を行い「地域=人」に貢献して参りたいと思います。
リハビリテーション部
地域の中核病院におけるリハビリテーション部の役割は非常に重要だと感じております。スタッフは多種多様な患者様に対応するべく、院内外の勉強会への参加や研修会の受講を進め、自己研鑽に努めています。また、様々なニーズに応えるために、入院・外来・訪問リハビリの体制を整えております。リハビリを円滑かつ効果的に進めるうえで、患者様との信頼関係の構築は欠かせない事だと考えております。患者様とのコミュニケーションを大切に気持ちに寄り添った温かなアプローチを心がけております。
栄養管理部
医療における食事や栄養管理の重要性がより強く認識されるようになりました。生活習慣病をはじめとする慢性疾患では、食習慣の改善が大切な治療手段となっています。このような状況の下で、管理栄養士の役割は以前にも増して大きくなっています。栄養管理部では、医師・看護師・薬剤師等との連携によるNST栄養サポートチームによる患者様の栄養状態の改善・治療効果の向上・合併症の予防を目的としたサポートのほか、むらかみクリニック・泉クリニック・泉リハビリセンターとの連携医療機関による地域の方々への栄養相談、栄養教室を通して多くの方々の生活の質の向上に貢献できるよう目指して参ります。
地域連携室
地域連携室
地域連携室は、入退院支援看護師、医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)、事務員で構成されています。地域の中核病院として、全人的で温かな切れ目のない医療を提供し地域医療に貢献できるよう、地域の皆様や近隣の地域医療機関と積極的に連携を図っています。
また、患者様やご家族の様々な不安や疑問、相談に迅速に対応させていただき、各医療機関、地域の方々と連携しながら、転院や施設入所、在宅復帰へのお手伝いをさせていただきます。
地域包括ケアの方針:住み慣れた地域で、最期まで安心して暮らし続けるために
地域包括ケアシステムとは、ご高齢の方が住み慣れた地域で暮らし続けるための制度です。病気になっても介護が必要になっても人生の最期まで自分らしく暮らし続けるためには、住まいを中心に、医療と介護、生活支援・介護予防などが地域内で完結し、連携して一体的に支えていく仕組みが重要です。厚生労働省は、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる2025年を目標に地域包括ケアシステムの構築を推進しており、全国の自治体でも地域性に合わせた取り組みが進められています。 当院の地域連携室では、患者様の介護が必要な状態でもよりよい環境で日々生活できるようサポートいたします。そして、患者様を支えるご家族のお気持ちにも寄り添い、日々の不安を解消しながら皆様が笑顔で暮らせるよう支援させていただきます。ご相談は、お気軽に地域連携室までお問い合わせください。
在宅支援
まび記念病院は在宅療養支援病院です。「住み慣れた家に帰れるか?」「自宅で一人の時間があるけれど大丈夫?」「医療処置は一人でできるか?」など、退院にはたくさんの心配がつきものです。また、退院しても、すぐには元気に自立した日常生活を送ることができないことが多々あります。特に高齢者の場合は、退院して自宅に戻ることになっても、病気や障害を抱えながら、療養を続けなければいけないことが少なくありません。退院先が、ご自宅以外にも他院や施設となる場合もあります。
地域の皆様の健康を見守る医療機関として、病気や障害を持っていても、可能な限り住み慣れた地域で生活を継続することができるように、地域の医療機関や介護事業所等とも連携を取り、入院から退院・退院後の生活までを考えたフォロー体制を備えています。
在宅医療チーム
在宅医療は、入院、外来に並ぶ第三の柱と言われています。 地域包括ケアシステムの実現、医療・介護費削減の観点からも、在宅療養支援病院は重要な立ち位置にあります。 また、在宅医療は、医療・介護の各専門職がチームとなり、病気やケガへの対応という一側面ではなく、ご家族の状態や生活にも目を向けて支援するところは、入院や外来医療と大きく異なります。ともすれば、患者様やご家族の生き方にまで深く入り込まなければ、解決できないことにも直面します。 そのため、まび記念病院では、日々刻々と状況が変わる在宅療養の現場から、ご家族さえも見過ごしがちな小さな困りごともいち早く拾い上げ、解決に向けて連携して動くことができる有機的な多職種連携チームを構築し、365日24時間体制で診療を行っています。
事務部
事務部門は、大きく分けて4部門から構成しています。 直接患者様と接する機会の多い「医事課」が馴染みのある部門ですが、当院では細やかな対応が行えるよう「コンシェルジュ」部門があります。その他にも業務を支援する事務部門として、「業務管理課(総務・経理・購買・施設管理)」、「情報システム課」なども活躍しています。 患者様に合った医療を行っていく上で、病院経営は非常に重要な課題です。経営を安定させるためには、地域の皆様に頼りにしていただき、来院していただける病院である必要があります。そのためには、待ち時間短縮や診療体制の確保をはじめとする患者様のニーズに対する病院の体制整備、患者様に好感の持たれる職員の対応および接遇の向上、さらには職員が力を発揮しやすく働きやすい職場づくりなどが、今後さらに重要になると考えています。 事務部を構成する一人一人の職員が、それぞれの担当分野で力を発揮しながら、部門をこえて協力連携できる組織づくりを目指しています。
医事課
医事課の業務内容は、受付会計窓口業務・各種保険請求業務・施設基準等届出業務・データ提出加算対応業務・個人情報対応業務・各種健診及び予防接種管理、電話交換、予約業務などを主な業務として活動しています。以前より外来患者様の待ち時間が問題視されており、待ち時間短縮を図るため外来部門と医事課の連携強化と業務の効率化を目的とした定期ミーティングを開始しました。また、待ち時間調査の実施・多職種間との連携会議・各種医事業務の改善・整理整頓を行い、以前と比較し受付から会計までの流れをスムーズに行うことができたと思います。しかし抜本的改善までには至らず、今後も継続して待ち時間短縮に向けた改善を行い、併せてスタッフの意識改革にも取り組み、成果としてあげていきます。
コンシェルジュ
患者様に対し各種事務・診療手続きのご案内や院内施設への誘導、問い合わせやお困りごとにきめ細やかに対応することで、スムーズに医療サービスを受けていただくための「接遇のスペシャリスト」です。患者様満足を向上することで、医療機関の増患に貢献します。
業務管理課
患者様は勿論、病院で活動する全ての方に快適な環境を提供するために建物・設備のメンテナンスをサポートしている部署が施設管理です。故障や不備のある設備に対して、単純に修理の手配をするのみでなく、故障前の定期的な予防保守の策定も担っています。
総務・経理の業務は、入退職手続き、人事労務管理、給与、雇用契約など、かなり幅広い業務を行っていますが、病院の土台をしっかり守っていくとても重要な部署だと思って頑張っています。
情報システム課
和陽会全体の医療情報システムを安定的に運用できるよう管理しています。近年、コンピュータウイルス感染や個人情報漏えいが問題となっていますが、これらの問題が起きないシステム環境を前提に慎重かつ迅速に対応できるように日々努力しています。 電子カルテのマスタメンテナンスは部署ごとのマスタ登録担当者が随時、新採用薬品のマスタ登録・処置マスタ登録・検査マスタ登録などを行い、情報システム課では、更に詳細な設定部分や登録された変更マスタの世代管理・各端末が使用可能に登録資源の配布処理を行っています。 また必要に応じてシステム開発もおこなっており、電子カルテシステムの詳細管理分析用や、各部署での業務システムも数多く作成しており日々の業務に役立ててもらっています。