まび記念病院透析室
まび記念病院では真備地区の腎疾患治療の基幹病院となることを目指し、透析室の拡張(8床)、個人用透析装置(1床)の導入を行い、平成23年より新透析室が稼働開始となりました。
平成26年3月24日には新病院へ移転し合計23床、個人用透析装置(2床)へ拡張し行っています。また
平成28年4月には透析室を拡張し合計35床、個人用透析装置(2床)となりました。令和4年10月には透析室を拡張し、合計40床、個人用透析装置(2床)となりました。
透析室の治療
腎不全の患者さまを対象に血液透析を行い、患者さまがリラックスして日常生活を行えるよう腎臓内科の医師、看護師、臨床工学技士を配置し、治療を提供しております。
腎不全について
慢性腎炎、糖尿病性腎症、腎硬化症などの病気が悪化すると腎臓の機能が低下し水分、老廃物、電解質などの体液の調節ができなくなります。
この状態を腎不全と言い、進行すると水分や老廃物が体内に蓄積して尿毒症、肺水腫、中枢神経・消化管の出血といった症状を引き起こし、生命の維持が困難になります。
血液透析について
体外に取り出した血液をダイアライザーという人工の膜に通し、体内にたまった不要な水分・老廃物を取り除く方法で、基本的にはこの治療を週3回、1回につき4時間行います。
治療環境
37床のベッドを用意し、患者さま同士のコミュニケーションの場となる待合スペースや個人専用ロッカーを設置しています。
また個人透析器を用意し、急性期の血液浄化療法にも対応可能としています。
各ベッドにはアーム式液晶テレビ 12インチを備えています。
透析装置
- 透析液供給装置(40床用)
- 透析コンソール 35台(多人数用)
個人用 2台
透析室はまび記念病院付属の施設ですので、入院での透析治療にも対応しております。
管理栄養士による栄養指導も随時行っております。
また当院では、家人の送迎が困難で自力での通院が難しい方に送迎サポートを行っています。状況等により送迎できない場合がございますので、一度お問い合わせください。
家族の方々とともに
当院の透析室は各患者さまに対応した治療法や合併症に対して症状緩和・治療に力を注いでおり、患者さまだけではなく家族の方々にも治療方針や定期検査の結果などの病状説明を丁寧に行います。
それにより患者さまや家族の方々と医療チームの信頼関係を築いていきたいとスタッフ一同考えております。